2008年 02月 02日
フィオレンティーナ2007-2008 |
GK
1 セバスチャン・フレイ/フランス代表
2年前のシーズンの半分を棒に振った怪我からも完全に復帰。ビッグセーブを連発する頼れる守護神。ベテランの風格があるが実はまだ27歳。念願だった代表にも定着しつつあり、これから更に技術と経験を兼ね備えた名GKとしての地位を確実なものにしていくだろう。体重が増え続けペルッツィ化しているのはご愛嬌。
12 クリスティアーノ・ルパテッリ/イタリア
メルカートの度に常に微妙な去就に置かれながらも、すっかりヴィオラのセカンドキーパーの座を確立した感のあるムードメーカー。フレイがいる限り出番は限られそうだが、それでも文句を言わなさそうな首脳陣にはありがたい存在。技術水準は平均的。
25 ヴラダ・アヴラモフ/セルビア代表
昨シーズンのメルカートで加入したものの直ぐにトレヴィーゾにレンタル移籍させられたイケメンGK。新シーズンに向けて出場の機会を求めて移籍を志願していたが、交渉がうまくいかず結局残留。ルパテッリより実力は上と見られ、実質はセカンド・キーパーの立場。
31 エドアルド・パッツァーリ/イタリアU19代表
キャンプではトップチームに混ざって参加していたプリマヴェーラのGK。フィレンツェ出身であるため将来のパンディエラ候補として、クラブの期待感も大きい。新シーズンはプリマヴェーラの正GKとして経験を積む。
DF
2 ペル・クロルドルップ/デンマーク代表
2年前の冬のメルカートで加入した大型DF。ウディネーゼで評価を高めプレミアに挑戦したが失敗。電光石火でヴィオラ入りしたが、現在はダイネッリとガンベリーニの影に隠れている。実力を懐疑する向きもあるが、UEFAカップに出場する今期はその存在は決して軽いものではない。
3 ダリオ・ダイネッリ/イタリア
セリエA昇格以来、ヴィオラの最終ラインを統率する頼れるカピターノ。契約満了に伴い退団も予想されたが、契約を更新し改めてクラブに忠誠を誓った。当初は頼りなかったプレーも今や大きく成長。代表にも定着しつつあり、これからがキャリアのピークとなるだろう。もはやヴィオラには無くてはならない存在。
5 アレッサンドロ・ガンベリーニ/イタリア代表
ダイネッリと抜群のコンビネーションを見せる総合力の高いDF。クレバーな守備を持ち味とし、その落ち着きはベテランの風格を醸し出すが、まだ26歳になったばかり。このまま順調に成長を続ければ恐ろしい選手に化ける可能性を秘めた逸材。昨シーズンは3ゴールを記録するなど得点力も開花しつつある。代表にも定着しつつありこれからがまさに旬の選手。
6 アレッサンドロ・ポテンツァ/イタリア
ディフェンスならどこでもこなせる守備のスペシャリスト。技術面はまだまだ改善の余地があるがディフェンスの貴重なバックアッパーとして重宝されそう。パッツィーニ、モントリーヴォ、ルポリとチームメイトであったアズッリーニではキャプテンを務めていた。昨シーズン唯一のゴールであるサイドを駆け上がってからの強引なミドルシュートはポテンシャルの高さを感じさせた。
13 アントニー・ヴァンデン・ボーレ/ベルギー代表 (ジェノアに共同保有で移籍)
ベルギーからやって来たコンゴ生まれのフィジカルモンスター。その体格・風貌はとても10代とは思えない。右サイドバックの他、ボランチ、サイドMFなど複数のポジションをこなす柔軟性を持っている。16歳で代表デビュー、チャンピオンズリーグにも3回出場するなど既に国際経験はヴィオラでも1、2位を争う。技術を磨けば将来、世界でも有数の選手になる可能性を秘めた超有望株。バティストゥータの時代からヴィオラを知っていたらしい。
15 オンドレイ・マツーヒ(マズフ)/チェコU21代表
先のU-20ワールドカップの準優勝国であるチェコの守備を支えた新星。18歳にして完成されたフィジカルを誇る。多くのビッグクラブが注目したが、コルヴィーノが先駆けて獲得。将来を見据えた補強と見られるが、そう遠くない将来ガンベリーニを脅かす存在になる可能性を十分に秘めた大器。
17 フェデリコ・バルザレッティ/イタリア (パレルモに完全移籍)
ユヴェントスのA昇格に大きく貢献した左サイドバック。右でのプレーも可能で、闘争心溢れる攻撃参加が持ち味。常に全力でプレーする姿勢はディ・リーヴィオ、ブロッキの系譜を継ぐ存在。また誰にも好かれるオープンな性格で、チームのムードメイカー的存在にもなるだろう。代表入りを視野にステップアップのシーズンとなるか。
21 トマシュ・ウィファルシ/チェコ代表
ダイネッリと共にA昇格以来ヴィオラ守備陣を支える副キャプテン。今シーズンいっぱいで契約切れとなるため移籍も噂されたが結局は残留。CBでの起用を望む声も多いものの今シーズンも右サイドバックでの起用が多くなりそうだ。安定感のあるプレーが身上。
23 マニュエル・パスクァル/イタリア
独特なフォームから繰り出される精度の高いクロスと底なしのスタミナを武器とする攻撃的な左サイドバック。最近は守備力も向上し、もはや不動の地位を築いている。代表にも定着しつつありここ数年で大きく成長した。フリーキックも貴重な武器。
26 アレックス・コスタ・ドス・サントス/ブラジル
トライアルに合格し、プリマヴェーラに所属する18歳のブラジル人DF。190cm85kgという恵まれた体格を誇り、プリマヴェーラでは右SBのレギュラーを務める。
33 マッシミリアーノ・タリアーニ/イタリアU19代表
コルヴィーノをして“新たなネスタ”と言わしめた逸材。しばらくはプリマヴェーラで修行を積み、将来的にはヴィオラの守備陣を支える存在としてクラブが期待を寄せる大型DF。キャンプではトップチームに混ざって参加していた。
54 マヌエル・ダ・コスタ/ポルトガルU21代表
屈強なフィジカルを誇り、攻撃的なプレーを好むポルトガル期待の若手DF。チャンピオンズリーグでアンリを完封したプレーが評価され、数々のビッグクラブが6月の補強に向けて注目していたが、コルヴィーノが出し抜いた形で獲得した。フェルナンド・コウトにも例えられるフランス出身のポルトガル人プレーヤー。
MF
4 マルコ・ドナデル/イタリア
ミランユース出身の未来のキャプテン候補。昨シーズンは怪我でシーズンの半分を棒に振ったが、中盤の貴重な猛犬役として監督の期待は大きい。良くも悪くも安定感のあるプレーが持ち味のため、代表入りなど更に上を目指すためにはもう一回りのスケールアップが求められる。レンタルでたらい回しにされていたミラン時代は、所属チームがコロコロ変わる度に涙したとのエピソードも。
7 フランコ・セミオリ/イタリア代表
クラブが長らく獲得を熱望していたサイドアタッカー。スピード溢れるサイドのドリブル突破や自ら中央に切れ込んでのシュートを得意とする。今シーズンの新加入選手の中で唯一のイタリア代表クラスの選手として掛かる期待は大きい。
8 ミケーレ・パツィエンツァ/イタリア (ナポリへ完全移籍)
中盤で泥臭い仕事を黙々とこなすいわゆる汚れ役。ひたすらに相手のスペースを埋め、ボール奪取を得意とするチームには欠かせない戦力。ウディネーゼとの共同保有だったためその動向が注目されたが、クラブが完全保有権を買い取るなど改めて必要な戦力である事が証明された。昨シーズンのインテル戦では、ヴィエラに強烈なタックルをお見舞いするなど負けん気も強い。
11 ファビオ・リヴェラーニ/元イタリア代表
恐ろしいほどの精度を誇る左足を駆使した相手の急所を突くピンポイントパスが唯一にして最大の武器。戦術変更が予想された新シーズンに向けて、放出が濃厚だったが結局残留。出番は限られるかと思われたが、チームは再びリヴェラーニを中心とした戦術に移行する可能性も。1本のパスで局面を変えられる能力を持つが守備はザル。
16 ヤン・ハブル/チェコU19代表
ユース世代のヨーロッパ選抜でキャプテンを務めたチェコのデ・ロッシ。マツーヒと同じく多くのビッグクラブが注目していたが、コルヴィーノが獲得にこぎつけた。しばらくはプリマヴェーラで修行を積む事になるが、トップチームに合流する日ももそう遠くは無いだろう。
18 リッカルド・モントリーヴォ/イタリア代表
エレガントなプレーを身上とするヴィオラ希望の星。アントニョーニ、バッジョ、ルイ・コスタの系譜を受け継ぐファンタジスタとして絶大な期待を寄せられているが、プレッシャーに潰される事無く順調に成長している。攻撃的なプレーだけではなく、昨シーズンは3センターの1人として守備能力も決して低くない事を証明。攻守両面においてレベルの高いプレーヤーとして更なる成長が見込まれる。未来のヴィオラの中盤は彼と共にある。
19 マッシモ・ゴッビ/イタリア
昨シーズン大きな期待を寄せられて加入したものの目立った活躍が出来ず不本意なシーズンを送った。放出も予定されたがテストマッチで好プレーをアピールし残留を決めた。派手さは無いが気の利いたプレーをする玄人好みの選手。代表にも呼ばれる潜在能力を持ってる。
20 マルティン・ヨルゲンセン/デンマーク代表
A昇格以来ヴィオラのサイドアタッカーを務める北欧のファンタジスタ。開幕前は控え扱いでも結局はレギュラーを務めることになっている実力者。キャンプ中は大ファンであるツール・ド・フランスの中継に熱中するあまり出遅れてしまったが、ここ一番で頼りになる貴重なベテラン。得点力もある。
22 ズドラフコ・クズマノヴィッチ/セルビア代表
昨シーズンの冬のメルカートで獲得間近と言われたパレルモから強奪したセルビアの超新星。テクニック抜群で恵まれたフィジカルを誇り、柔軟な戦術理解力を持つため中盤の複数のポジションをこなす能力を持つ。まだ19歳だがセルビア代表では中心選手になりつつある。プランデッリがこの大器をどのような選手に育てていくのか注目が集まる。
24 マリオ・アルベルト・サンターナ/アルゼンチン
昨シーズンの期待の新戦力だったが、怪我→復帰→怪我→復帰を繰り返し、まさに悪夢のシーズンとなってしまった。テクニックはチームでも1,2位を争う能力を持つため早くトップフォームを取り戻す事が求められるが、まだ25歳。焦りは禁物だろう。セミオリとはキエーヴォ時代に左右の両翼を担った事もある。
35 アンドレア・パオルッチ/イタリア (チェゼーナにレンタル移籍)
ほぼ無名ながら2年前の冬のメルカート終了期限ギリギリで獲得したヴィオラの秘密兵器。既に中心選手となっているプリマヴェーラで2年間順調に経験を積み、今シーズンはセリエAデビューを虎視眈々と狙う。
FW
9 パブロ・ダニエル・オスヴァルド/アルゼンチン(イタリアU21代表)
アタランタ、レッチェで活躍したアルゼンチン人ストライカー。ゼーマンの下でプリマプンタとしての能力を開花させた。その能力はまだ未知数だがバティストゥータ以来のアルゼンチン人ストライカーとして期待。背番号も9を選択している。
10 アドリアン・ムトゥ/ルーマニア代表
一時は終わった選手とも見られたが、絶大な信頼を寄せる師匠プランデッリの下で再び能力を開花。昨シーズンはゴールにアシストに大活躍し、イタリア各紙のシーズンの最高評価を獲得した。ただ熱い性格から警告を受ける事も多く、精神面での成長が期待される。ヴィオラでキャリアを終える意向を持っているようだ。もはやヴィオラ攻撃陣にはかかせない存在。
14 アルトゥーロ・ルポリ/イタリアU21代表 (トレヴィーゾへレンタル移籍)
10代でイングランドへ渡り、アーセナルの下部組織などで得点を量産するなど能力の高さを証明した。スピードとインテリジェンスそして得点感覚に優れたインザーギ2世。その能力はアーセナルのベンゲルにも高く評価されていた。契約満了に伴い移籍金フリーで獲得。将来のエースに成り得る大器。
17 エンディアィエ・パパ・ワイゴ/セネガル代表
セリエBで得点を量産し評価を高めたセネガルの長身FW。長い手足を利用した大きなストライドとトリッキーなプレーで右サイドを切り裂きゴールを狙う。技術はまだまだ荒削りだが、今のヴィオラにはいないタイプのFWとして貴重なオプションとなりそうだ。プレーの正確性を高めてフィレンツェのアンリとなれるか。昨シーズンのセリエBではユヴェントス相手に2ゴールを上げている。
27 サムエル・ディ・カルミーネ/イタリアU19代表
フィレンツェ出身で、9歳から下部組織で英才教育を受ける地元期待の星。プリマヴェーラではキャプテンも務める将来のパンディエラ候補。昨シーズンはAデビューも飾り、今後更なる成長が期待される。今オフ2012年まで契約を延長。
29 ジャンパオロ・パッツィーニ/イタリア
トーニの抜けた後のエース候補。ポジショニングに優れ、狡猾な動きからゴールを決める。またジャンプ力もありヘディングも得意。若干個性に欠けるところがあるが新エースとしてその肩にかかる期待感は大きい。今期のブレイクは期待ではなくもはや必須事項。ヴィオラそしてイタリア代表の未来を背負って立つ存在である。
32 クリスティアン・ヴィエリ/元イタリア代表
かつての怪物FW。重戦車のごとき突破から数々のDFを震え上がらせてきた。パッツィーニの教育係としての獲得を囁かれるなど、もはや怪我等により終わった選手と思われていたが、自身はまだゴールへの欲望を口にするなど、気持ちは萎えていない。使い物になるかは未知数だが、その経験は貴重であることは間違いない。若手の多いヴィオラの中で番長役となるか。
34 マティアス・レピラー/フランス
コルヴィーノが発掘したフランス出身の若手FW。DFそしてMFを経てFWにたどり着いたという経歴を持つ。キャンプ時から好調を維持し、トップチームの練習に参加していた。
99 ダニエレ・カチア/イタリア
ここ数年セリエBの得点ランキング上位に顔を出すゴールハンター。優れた得点感覚と確かな技術でゴールを量産し、その才能はコルヴィーノとプランデッリが高く評価していた。長らくヴィオラの獲得リストに載っていたが、この冬からの移籍がついに実現。大怪我から復帰したばかりだが、ヴィオラ攻撃陣に新風を吹き込む存在となれるか。
1 セバスチャン・フレイ/フランス代表
2年前のシーズンの半分を棒に振った怪我からも完全に復帰。ビッグセーブを連発する頼れる守護神。ベテランの風格があるが実はまだ27歳。念願だった代表にも定着しつつあり、これから更に技術と経験を兼ね備えた名GKとしての地位を確実なものにしていくだろう。体重が増え続けペルッツィ化しているのはご愛嬌。
12 クリスティアーノ・ルパテッリ/イタリア
メルカートの度に常に微妙な去就に置かれながらも、すっかりヴィオラのセカンドキーパーの座を確立した感のあるムードメーカー。フレイがいる限り出番は限られそうだが、それでも文句を言わなさそうな首脳陣にはありがたい存在。技術水準は平均的。
25 ヴラダ・アヴラモフ/セルビア代表
昨シーズンのメルカートで加入したものの直ぐにトレヴィーゾにレンタル移籍させられたイケメンGK。新シーズンに向けて出場の機会を求めて移籍を志願していたが、交渉がうまくいかず結局残留。ルパテッリより実力は上と見られ、実質はセカンド・キーパーの立場。
31 エドアルド・パッツァーリ/イタリアU19代表
キャンプではトップチームに混ざって参加していたプリマヴェーラのGK。フィレンツェ出身であるため将来のパンディエラ候補として、クラブの期待感も大きい。新シーズンはプリマヴェーラの正GKとして経験を積む。
DF
2 ペル・クロルドルップ/デンマーク代表
2年前の冬のメルカートで加入した大型DF。ウディネーゼで評価を高めプレミアに挑戦したが失敗。電光石火でヴィオラ入りしたが、現在はダイネッリとガンベリーニの影に隠れている。実力を懐疑する向きもあるが、UEFAカップに出場する今期はその存在は決して軽いものではない。
3 ダリオ・ダイネッリ/イタリア
セリエA昇格以来、ヴィオラの最終ラインを統率する頼れるカピターノ。契約満了に伴い退団も予想されたが、契約を更新し改めてクラブに忠誠を誓った。当初は頼りなかったプレーも今や大きく成長。代表にも定着しつつあり、これからがキャリアのピークとなるだろう。もはやヴィオラには無くてはならない存在。
5 アレッサンドロ・ガンベリーニ/イタリア代表
ダイネッリと抜群のコンビネーションを見せる総合力の高いDF。クレバーな守備を持ち味とし、その落ち着きはベテランの風格を醸し出すが、まだ26歳になったばかり。このまま順調に成長を続ければ恐ろしい選手に化ける可能性を秘めた逸材。昨シーズンは3ゴールを記録するなど得点力も開花しつつある。代表にも定着しつつありこれからがまさに旬の選手。
6 アレッサンドロ・ポテンツァ/イタリア
ディフェンスならどこでもこなせる守備のスペシャリスト。技術面はまだまだ改善の余地があるがディフェンスの貴重なバックアッパーとして重宝されそう。パッツィーニ、モントリーヴォ、ルポリとチームメイトであったアズッリーニではキャプテンを務めていた。昨シーズン唯一のゴールであるサイドを駆け上がってからの強引なミドルシュートはポテンシャルの高さを感じさせた。
13 アントニー・ヴァンデン・ボーレ/ベルギー代表 (ジェノアに共同保有で移籍)
ベルギーからやって来たコンゴ生まれのフィジカルモンスター。その体格・風貌はとても10代とは思えない。右サイドバックの他、ボランチ、サイドMFなど複数のポジションをこなす柔軟性を持っている。16歳で代表デビュー、チャンピオンズリーグにも3回出場するなど既に国際経験はヴィオラでも1、2位を争う。技術を磨けば将来、世界でも有数の選手になる可能性を秘めた超有望株。バティストゥータの時代からヴィオラを知っていたらしい。
15 オンドレイ・マツーヒ(マズフ)/チェコU21代表
先のU-20ワールドカップの準優勝国であるチェコの守備を支えた新星。18歳にして完成されたフィジカルを誇る。多くのビッグクラブが注目したが、コルヴィーノが先駆けて獲得。将来を見据えた補強と見られるが、そう遠くない将来ガンベリーニを脅かす存在になる可能性を十分に秘めた大器。
17 フェデリコ・バルザレッティ/イタリア (パレルモに完全移籍)
ユヴェントスのA昇格に大きく貢献した左サイドバック。右でのプレーも可能で、闘争心溢れる攻撃参加が持ち味。常に全力でプレーする姿勢はディ・リーヴィオ、ブロッキの系譜を継ぐ存在。また誰にも好かれるオープンな性格で、チームのムードメイカー的存在にもなるだろう。代表入りを視野にステップアップのシーズンとなるか。
21 トマシュ・ウィファルシ/チェコ代表
ダイネッリと共にA昇格以来ヴィオラ守備陣を支える副キャプテン。今シーズンいっぱいで契約切れとなるため移籍も噂されたが結局は残留。CBでの起用を望む声も多いものの今シーズンも右サイドバックでの起用が多くなりそうだ。安定感のあるプレーが身上。
23 マニュエル・パスクァル/イタリア
独特なフォームから繰り出される精度の高いクロスと底なしのスタミナを武器とする攻撃的な左サイドバック。最近は守備力も向上し、もはや不動の地位を築いている。代表にも定着しつつありここ数年で大きく成長した。フリーキックも貴重な武器。
26 アレックス・コスタ・ドス・サントス/ブラジル
トライアルに合格し、プリマヴェーラに所属する18歳のブラジル人DF。190cm85kgという恵まれた体格を誇り、プリマヴェーラでは右SBのレギュラーを務める。
33 マッシミリアーノ・タリアーニ/イタリアU19代表
コルヴィーノをして“新たなネスタ”と言わしめた逸材。しばらくはプリマヴェーラで修行を積み、将来的にはヴィオラの守備陣を支える存在としてクラブが期待を寄せる大型DF。キャンプではトップチームに混ざって参加していた。
54 マヌエル・ダ・コスタ/ポルトガルU21代表
屈強なフィジカルを誇り、攻撃的なプレーを好むポルトガル期待の若手DF。チャンピオンズリーグでアンリを完封したプレーが評価され、数々のビッグクラブが6月の補強に向けて注目していたが、コルヴィーノが出し抜いた形で獲得した。フェルナンド・コウトにも例えられるフランス出身のポルトガル人プレーヤー。
MF
4 マルコ・ドナデル/イタリア
ミランユース出身の未来のキャプテン候補。昨シーズンは怪我でシーズンの半分を棒に振ったが、中盤の貴重な猛犬役として監督の期待は大きい。良くも悪くも安定感のあるプレーが持ち味のため、代表入りなど更に上を目指すためにはもう一回りのスケールアップが求められる。レンタルでたらい回しにされていたミラン時代は、所属チームがコロコロ変わる度に涙したとのエピソードも。
7 フランコ・セミオリ/イタリア代表
クラブが長らく獲得を熱望していたサイドアタッカー。スピード溢れるサイドのドリブル突破や自ら中央に切れ込んでのシュートを得意とする。今シーズンの新加入選手の中で唯一のイタリア代表クラスの選手として掛かる期待は大きい。
8 ミケーレ・パツィエンツァ/イタリア (ナポリへ完全移籍)
中盤で泥臭い仕事を黙々とこなすいわゆる汚れ役。ひたすらに相手のスペースを埋め、ボール奪取を得意とするチームには欠かせない戦力。ウディネーゼとの共同保有だったためその動向が注目されたが、クラブが完全保有権を買い取るなど改めて必要な戦力である事が証明された。昨シーズンのインテル戦では、ヴィエラに強烈なタックルをお見舞いするなど負けん気も強い。
11 ファビオ・リヴェラーニ/元イタリア代表
恐ろしいほどの精度を誇る左足を駆使した相手の急所を突くピンポイントパスが唯一にして最大の武器。戦術変更が予想された新シーズンに向けて、放出が濃厚だったが結局残留。出番は限られるかと思われたが、チームは再びリヴェラーニを中心とした戦術に移行する可能性も。1本のパスで局面を変えられる能力を持つが守備はザル。
16 ヤン・ハブル/チェコU19代表
ユース世代のヨーロッパ選抜でキャプテンを務めたチェコのデ・ロッシ。マツーヒと同じく多くのビッグクラブが注目していたが、コルヴィーノが獲得にこぎつけた。しばらくはプリマヴェーラで修行を積む事になるが、トップチームに合流する日ももそう遠くは無いだろう。
18 リッカルド・モントリーヴォ/イタリア代表
エレガントなプレーを身上とするヴィオラ希望の星。アントニョーニ、バッジョ、ルイ・コスタの系譜を受け継ぐファンタジスタとして絶大な期待を寄せられているが、プレッシャーに潰される事無く順調に成長している。攻撃的なプレーだけではなく、昨シーズンは3センターの1人として守備能力も決して低くない事を証明。攻守両面においてレベルの高いプレーヤーとして更なる成長が見込まれる。未来のヴィオラの中盤は彼と共にある。
19 マッシモ・ゴッビ/イタリア
昨シーズン大きな期待を寄せられて加入したものの目立った活躍が出来ず不本意なシーズンを送った。放出も予定されたがテストマッチで好プレーをアピールし残留を決めた。派手さは無いが気の利いたプレーをする玄人好みの選手。代表にも呼ばれる潜在能力を持ってる。
20 マルティン・ヨルゲンセン/デンマーク代表
A昇格以来ヴィオラのサイドアタッカーを務める北欧のファンタジスタ。開幕前は控え扱いでも結局はレギュラーを務めることになっている実力者。キャンプ中は大ファンであるツール・ド・フランスの中継に熱中するあまり出遅れてしまったが、ここ一番で頼りになる貴重なベテラン。得点力もある。
22 ズドラフコ・クズマノヴィッチ/セルビア代表
昨シーズンの冬のメルカートで獲得間近と言われたパレルモから強奪したセルビアの超新星。テクニック抜群で恵まれたフィジカルを誇り、柔軟な戦術理解力を持つため中盤の複数のポジションをこなす能力を持つ。まだ19歳だがセルビア代表では中心選手になりつつある。プランデッリがこの大器をどのような選手に育てていくのか注目が集まる。
24 マリオ・アルベルト・サンターナ/アルゼンチン
昨シーズンの期待の新戦力だったが、怪我→復帰→怪我→復帰を繰り返し、まさに悪夢のシーズンとなってしまった。テクニックはチームでも1,2位を争う能力を持つため早くトップフォームを取り戻す事が求められるが、まだ25歳。焦りは禁物だろう。セミオリとはキエーヴォ時代に左右の両翼を担った事もある。
35 アンドレア・パオルッチ/イタリア (チェゼーナにレンタル移籍)
ほぼ無名ながら2年前の冬のメルカート終了期限ギリギリで獲得したヴィオラの秘密兵器。既に中心選手となっているプリマヴェーラで2年間順調に経験を積み、今シーズンはセリエAデビューを虎視眈々と狙う。
FW
9 パブロ・ダニエル・オスヴァルド/アルゼンチン(イタリアU21代表)
アタランタ、レッチェで活躍したアルゼンチン人ストライカー。ゼーマンの下でプリマプンタとしての能力を開花させた。その能力はまだ未知数だがバティストゥータ以来のアルゼンチン人ストライカーとして期待。背番号も9を選択している。
10 アドリアン・ムトゥ/ルーマニア代表
一時は終わった選手とも見られたが、絶大な信頼を寄せる師匠プランデッリの下で再び能力を開花。昨シーズンはゴールにアシストに大活躍し、イタリア各紙のシーズンの最高評価を獲得した。ただ熱い性格から警告を受ける事も多く、精神面での成長が期待される。ヴィオラでキャリアを終える意向を持っているようだ。もはやヴィオラ攻撃陣にはかかせない存在。
14 アルトゥーロ・ルポリ/イタリアU21代表 (トレヴィーゾへレンタル移籍)
10代でイングランドへ渡り、アーセナルの下部組織などで得点を量産するなど能力の高さを証明した。スピードとインテリジェンスそして得点感覚に優れたインザーギ2世。その能力はアーセナルのベンゲルにも高く評価されていた。契約満了に伴い移籍金フリーで獲得。将来のエースに成り得る大器。
17 エンディアィエ・パパ・ワイゴ/セネガル代表
セリエBで得点を量産し評価を高めたセネガルの長身FW。長い手足を利用した大きなストライドとトリッキーなプレーで右サイドを切り裂きゴールを狙う。技術はまだまだ荒削りだが、今のヴィオラにはいないタイプのFWとして貴重なオプションとなりそうだ。プレーの正確性を高めてフィレンツェのアンリとなれるか。昨シーズンのセリエBではユヴェントス相手に2ゴールを上げている。
27 サムエル・ディ・カルミーネ/イタリアU19代表
フィレンツェ出身で、9歳から下部組織で英才教育を受ける地元期待の星。プリマヴェーラではキャプテンも務める将来のパンディエラ候補。昨シーズンはAデビューも飾り、今後更なる成長が期待される。今オフ2012年まで契約を延長。
29 ジャンパオロ・パッツィーニ/イタリア
トーニの抜けた後のエース候補。ポジショニングに優れ、狡猾な動きからゴールを決める。またジャンプ力もありヘディングも得意。若干個性に欠けるところがあるが新エースとしてその肩にかかる期待感は大きい。今期のブレイクは期待ではなくもはや必須事項。ヴィオラそしてイタリア代表の未来を背負って立つ存在である。
32 クリスティアン・ヴィエリ/元イタリア代表
かつての怪物FW。重戦車のごとき突破から数々のDFを震え上がらせてきた。パッツィーニの教育係としての獲得を囁かれるなど、もはや怪我等により終わった選手と思われていたが、自身はまだゴールへの欲望を口にするなど、気持ちは萎えていない。使い物になるかは未知数だが、その経験は貴重であることは間違いない。若手の多いヴィオラの中で番長役となるか。
34 マティアス・レピラー/フランス
コルヴィーノが発掘したフランス出身の若手FW。DFそしてMFを経てFWにたどり着いたという経歴を持つ。キャンプ時から好調を維持し、トップチームの練習に参加していた。
99 ダニエレ・カチア/イタリア
ここ数年セリエBの得点ランキング上位に顔を出すゴールハンター。優れた得点感覚と確かな技術でゴールを量産し、その才能はコルヴィーノとプランデッリが高く評価していた。長らくヴィオラの獲得リストに載っていたが、この冬からの移籍がついに実現。大怪我から復帰したばかりだが、ヴィオラ攻撃陣に新風を吹き込む存在となれるか。
by deeder56
| 2008-02-02 05:32
| 選手名鑑